蟻を飼う~ムネアカオオアリ飼育ブログ

蟻飼育初心者のムネアカオオアリ飼育奮戦日記

近況他(2018/12/12)

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半年近く放置してしまいました・・・

前回の記事更新はいつのことだったか久しぶりに確認してみると、なんと7月ではないですか(笑)。もう半年も前
すでにこのブログを見てくださっている方は皆無に近いのではないかとは思いますが、近況その他を(一応)アップいたします。

現在のムネアカオオアリ家の状態

越冬状態のムネアカオオアリ

「現在の」と言いつつ、写真は1ヶ月ほど前に撮影したものです(笑)。
ですが、今現在も写真の状態となんら変わりはありません。

おそらくですが、今期最後の繭が羽化したのが9月3日でした。昨年と比べて約3週間早く越冬状態になったと言うことになります。
越冬状態と言ってはおりますが、日中は暖房が効いている部屋での飼育ですので、活動はしています。

上の写真をご覧いただけば大体お分かりになるとは思いますが、巣の中の状態を少し説明させていただきます。

まず上から1段目~3段目ですが、ほぼ完全に通路です。一番上の巣口がある部屋に外勤担当の働き蟻が数匹いることはありますが、越冬状態に入る前のように見張りとしてここに詰めているというのではなさそうです。少し休憩しているとか井戸端会議をしているといった感じで、長居をすることはありません。

次にその下の2段(上から4段目と5段目)ですが、それぞれの段の右の部屋に越冬幼虫とそのお世話係りの働き蟻がいます。
幼虫は2つの部屋あわせて100匹以上はいると思われます。
4段目の左の部屋は開放されていません。
5段目の真ん中の部屋には常に何匹かの働き蟻がいますが、何をしているかは不明です。もしかしたら、所謂「さぼり」達なのかもしれません。
その左の部屋には少量の餌が運び込まれているので、以前は上から3段目にあった食堂兼食糧貯蔵庫がここに移動したと思われます。

その下の段(上から6段目)の左の部屋にも常に10数匹の働き蟻がいるのですが、この子達も何をしているか不明です。
右の部屋は未開放です。

そして最後に一番下の段。

巣の一番下の段

ほとんどの働き蟻達がここに密集状態です。あまりに密集していて数えられないのですが、100数十匹はいると思います。
女王蟻もここにいます。ただ、写真のように常に中央の部屋にいるわけではなく、最下段のどこかの部屋にいるという感じです。女王が部屋間を移動するところもわりと頻繁に目撃します。
写真では働き蟻達に隠れて見えませんが、よく見ると、奥の方に越冬幼虫が各部屋に数十匹ずついるのが確認できます。4段目・5段目に置かれている幼虫とこちらに置かれている幼虫は、見た目では分かりませんが、何らかの区別があるのかもしれません。上の幼虫を下に運んでいるところや逆に下の幼虫を上に運んでいるところを目撃したことは皆無です。

先ほども書きましたが、越冬状態とはいえ日中は普通に20℃を越える室温ですので、数匹の働き蟻が日に何度も餌場に出て来ています。
水と糖分系の餌は今でも結構飲んでいます。たんぱく質系の餌は食べる量はかなり減りましたが、まだ全く食べないという状態ではありません。

ひそかに発生していた大問題

2ヶ月以上前から、上記のように蟻達が最下段に密集している状態でしたのでいつ頃からそうなっていたのか分からないのですが、観察中に大問題(大袈裟かも・・)を発見してしまいました。
それは一番下の左側の部屋で起こっていたことです。

この自作コルク巣の各部屋の奥行き(内寸)は25mmほどあります。一方部屋の高さは約20mmです。高さより奥行きがあるため、非常に奥の方が見にくいのです。特に最下段は暗くてよく見えません。
したがって小型のLEDライトを手に持って照らしながら観察しています。
1ヶ月ほど前だったでしょうか、いつものようにライトで照らして問題の部屋を見ていると、奥の方でなにやら光っているのです。
何だろうと思いよ~く見てみると、それは「ネジ」でした。ライトの光を反射してネジが光っていたのです。それは巣の裏蓋を止めているネジです。
写真を使って説明すると、

飼育巣の奥でネジが露出

と言うことです。
そうです。蟻達はいつの間にか、しかも非常に見にくいところにトンネルを掘っていたのです。
裏の蓋をはずさなければ、脱走されると言うことはありません。しかしこの巣の構造上、右上にある給水スポンジを交換するためには裏蓋をはずさなければなりません。裏蓋をはずした際にコルクを貫通しているネジ穴から蟻達が外へ出てしまう危険があります。
このコルク巣はおそらく300匹~500匹収容可能だと考えていましたので、来期もこのままでいく予定でした。であれば少なくとも一度は給水スポンジを交換する必要があるでしょう。つまり、来期はこの巣を使うのは危険ということになります。

そこで、新しい巣を作成することにしました。それしか方法はありません。
と言うか、実はすでに作成に取り掛かっており、完成まであとわずかというところまで来ています。

新たな飼育巣の主たるコンセプトは4つです。
・木とコルクと石膏のハイブリッド巣
・トンネル工事上等!巣をまるごと水槽に収納するタイプ
・当然キャパは増やす、しかし設置スペースは現在と同等
・見た目もある程度良くする

で、まず購入したのがこちらの水槽です。

エーハイム アクアコンパクト用ガラス水槽

エーハイム アクアコンパクト用グラス水槽 EJ-25HA
サイズは、幅25cm×奥行20cm×高さ29cmです。
この中に全てを収めるべく作成することになります。

という訳で、次回以降どんな飼育巣を作っているかのご報告が出来ればと思います。
そんなのいつになるかわからんだろ~が!」というご批判は当然のこととしてお受けいたしたい所存です。m(_ _)m

最後に作成中のパーツの写真を一部アップさせていただいて、半年振りの更新記事を終了したいと思います。

新たな自作巣のパーツ
江戸井 康宏

コメント

  • はじめまして(*´ω`*)先月ムネアカオオアリを飼いはじめて、こちらのブログを全て読ませていただきました♪エサもとても参考になりました!!
    私は自作の小さな石膏巣しか作れませんが、次回の完成した巣の記事楽しみにしています♪

    by ブブ 2018-12-14 12:29

  • 久しぶりの更新、待ってました。w
    今回の巣は素晴らしい出来なようですね。
    水槽を使うそうですが、どうなるのか、楽しみにしております。
    気楽にやってください。

    by つき 2018-12-18 09:41

  • コメありがとうございます。m(_ _)m

    >ブブさん
    同じムネアカオオアリ飼いとして、こんな程度のブログですが、少しでも参考になっていれば幸いです。

    >つきさん
    本当にお待たせしてすみません。

    新型飼育巣は、なんとか完成いたしました。細かな修正は必要だと思いますが、まずは紹介記事に着手いたします。
    どうかひとつ、長い目で見てやってください。

    by 江戸井 康宏 2018-12-18 14:57

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