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冬場の低温対策
うちのムネアカオオアリたちは、職場のデスクの上という特殊な飼育環境に置かれています。
平日の日中、人がいる時はストーブを焚いていますが、夜間や休日は当然暖房を切っています。
札幌ですので、真冬は最低気温が-10℃以下になることもざらです。
このような環境で私がもっとも懸念したのは、室温が氷点下になってしまう可能性があるということです。
ウィークデイの夜、帰る際にストーブを切り翌朝点けるというのなら、さすがに室内の気温が氷点下まで下がるということはめったにありません。
しかし、休日は充分可能性があります。何しろ最高気温も氷点下というのが当たり前の地域ですから・・・。
特に年末年始の長期休暇は相当危険です。
飼育ケースがそのまま入れられる保温保冷庫が良いかと思いましたが、考えてみればそんな大きなものを机の上に置くスペースはありません。購入する予算もありません・・・。
ということで、簡易的な保温庫を製作しました。
材料は、ありあわせのスタイロフォーム板と発泡スチロール板です。(ともに厚さ20mm)
自作のコルク巣が入るギリギリの大きさで作りました。
左手前にあるのは、庫内と庫外の温度を測るための温度計です。最高気温と最低気温を記録して確認できるタイプのものです。Amazonで送料込み900円くらいで購入しました。
保温庫内の右下、コルク巣の脇に突っ込んであるものは、USB電源が使えるポケットカイロです。
付属の袋に入れて、発熱する面がコルク巣の反対になる向きで突っ込んであります。
こちらもAmazonで送料込み500円くらいで購入しました。
上記のUSBカイロを右下のほうにあるサーモスタット(写真で25.9と表示してる物)でコントロールしています。
10℃をきるとUSBカイロのスイッチが入り、12℃を超えるとスイッチが切れる設定にしました。
温度計とサーモスタットの表示する温度に差があり、この設定で運用すると温度計の記録では庫内の最低温度は大体8℃前後になります。
どちらの表示が正しいのかは分かりませんが、保温庫内が氷点下にならないようにというのが目的なので、これでよしとします。
このサーモもAmazonで購入しました。送料込み1500円くらいでした。自分で配線する必要がありますが、高機能なのに激安なサーモスタットです。
保温庫の蓋を閉めるとこうなります。
前面の部分は、厚さ4mmのベニヤ板に100均で購入した5mm厚のスチロールボードを貼り付けたものです。天板は発泡スチロール板です。
密閉度はあまり高くありません(むしろ低い)が、当初の目的を果たすには充分に機能してくれました。
ムネアカオオアリたちが無事越冬を終え、活動を再開できたのでほっとしております。
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