トンネル工事のその後（2018/06/13）

今日のムネアカ家の様子です。

働き蟻もかなり増えました。60～70匹くらいいるんじゃないかと思います。
繭も50個くらいありそうですし、幼虫も卵も順調に増えて行っております。
今期で100匹は越えそうな勢いです。

そういえばこの家族の女王蟻を採集したのが昨年の6月14日でした。つまり今日でちょうど一年という事になります。
たった1匹からスタートし1年でこんなに賑やかになるとは、蟻ってすごいですね。

またしても力技発動しました

さて、前回の記事のトンネル工事の経過報告です。
上の写真でお気付きかと思いますが、一段下の部屋にも働き蟻がいるのが確認できます。
そうです、トンネルは一応開通いたしました。開通しましたが、無事にというわけには行きませんでした。
どういうことかといいますと・・・。

トンネル工事担当の蟻たち（3匹ほど）はコルクを横に掘り進め、側面のプラスティックに到達しました。
プラスティックは掘れないので、ここから曲がって掘るしかないのですが、下に向かうのか奥の方に向かうのかが問題です。
下に行ってくれればいずれ下の部屋につながる可能性がありますが、奥に行かれては困ります。裏蓋まで到達されてしまったらうかつに裏蓋を開けられなくなってしまうからです。

大体こういう場合はそうなっては困る方になるもんでして、彼女たちは奥に向かって掘り始めました。

どうしたものか思案の結果、得意？の力技発動です！

まずトンネル位置の側面に2.5mmのハンドドリルで穴を開けました。
そしてそこから2mmのハンドドリルを入れ、下の部屋に向けてコルクに穴を開けていきます。
コルクなのできれいに穴が開くわけではないですが、上手くいけば蟻たちがこの隙間のような穴に気付いて方向転換してくれるのではないか？と考えたのです。
もちろん側面に開けた穴はネジで塞ぎました。

その結果・・・・。

成功しました！！
ドリルでプラスティックの前面に大分キズが付きましたが、気にしません（涙）。

この力技発動は4日前のことです。
そして今日現在のトンネルはこうなっています。

キズと結露（ここ3～4日札幌は6月とは思えない寒さで暖房を点けたり消したりしているので珍しく結露してます）で見にくいですが、トンネルはここまで拡張されました。
下の部屋とつながってからは、奥へ向かって掘るのもやめてくれたようです。
よかった、よかった。